【ビジネスコラム】シンガポールにおける日本のブランド力

ビジネスコラム

15年振りにテレビを買った。来星して初めて買ったテレビ(日本製)が5年前に寿命を迎えた。その後は義姉から譲ってもらった中古のSONYが我が家に引っ越してきてからも十分仕事をしてくれた。やはり日本製は凄い!最初のテレビはリビングルームの内装工事に合わせて購入したもの。サイズは43インチ。テレビを壁掛けにしワイヤーが隠れるようなデザインしたため、今回の購入にあたってはサイズを最優先し商品を選んだ。

家電量販店のテレビのコーナーには何度も足を運んだ。あんなにたくさんのテレビをじっくり見たのも初めてかもしれない。販売されているテレビで今一番小さいサイズは43インチだそうで、大画面の商品がディスプレイされているなかではひときわ小さく見えた。時代遅れなことを平気で言うが、ひと昔前と違って今のテレビは、薄型で軽量なものばかり。また、いくつもの機能が備わっているようで店員が丁寧に説明してくれた。機械音痴なのでWifiにつないで直接YouTubeが見れるということぐらいしか頭に残らなかった。

家電量販店に足を運んで今更ながら少しショックだったのが日本製商品の少なさ。2000年に移住してきたときはまだまだ電化製品も日本製が幅を利かせていた頃だった。テレビでもSONYやSHARPが人気だった。そういえばあの頃は、ショッピングモールなどで流れる音楽もJ-POPや日本のヒット曲が多かった。当時、異国でよく耳にしたのはKiroro。なんとなく不思議な感覚に陥ったことをよく覚えている。今では家電製品も音楽もメイド・イン・コリアが大きな顔をしている。実際、店員にもLGを勧められたが、断固拒否した!

このところシンガポールでは日本製電化製品だけでなく、全体的に日本のブランド力が少しずつ低下しているのではないかと感じることがある。シンガポールでもかつては日系企業に就職することが一つのステータスだったが、今では日系企業にあまり魅力を感じてもらえないようだ。メディア企業GTIのシンガポール法人GTI Singaporeが発表した「希望する就職先ランキング」では、トップ100にランクインした日系企業は一つもない!

Overall Rankings 2021 | Singapore's 100

義姉の知人はかつて日本人駐在員から多くのことを学んだという。今では学んだことを若い日本人駐在員に教える立場のようだ。流暢な日本語で以前と比べ覇気のある日本人が少なくなったという。それでも日本が好きで、日本人が好きで、日本製が大好きだという義姉の知人。家にある電化製品のほとんどは日本製だと言い張る。

なんだかんだいいながら、まだまだ日本ファンはたくさんいる。もっとメイド・イン・ジャパンの良さを発信していかなければと思いながら、義姉の知人宅と同じ55インチ画面のテレビでYouTubeを見ている。

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