【カンボジア】初のアグリフード工業団地設立へ、オーストラリアが支援

カンボジア
병덕 유によるPixabayからの画像

豪政府は、カシューナッツ、キャッサバ、米、マンゴー、バナナ、野菜などの農産物を加工するカンボジア初のアグリフード工業団地(AIP)設立を支援する。

現在カンボジアの農産物の95%は近隣のASEAN諸国に生鮮食品として輸出しており、近隣諸国はその後、ジャムやジュース、クラッカー、ベビーフード、小麦粉、バイオ燃料など、より価値の高い製品に加工している。

カンボジアは主要作物を加工し国内・輸出市場向けに付加価値をつけるために、独自の農産物加工施設を持つ必要があると、豪政府は声明で指摘。

同AIPでは、豪州とカンボジアが共同で農産物加工施設を運営し、研究開発や能力開発も行っていく。また、女性や社会から疎外された現地労働者のための包括的で安全な職場と環境が提供される。

カンボジア政府の2022年実現可能性調査によると、AIPは2045年までに51億ドルの経済効果と最大10万人の新規雇用創出が見込まれており、その半分以上が女性となる予定だ。

最近、豪州の経済開発プログラムであるCAPREDが、AIP委員会と事務局メンバーを対象に豪州への視察旅行を企画。AIP委員会と事務局メンバーは、政府の支援、エコシステム構築のための公共、産業、研究の連携、AIP設立の課題などについて学んだ。

カンボジア工業・科学・技術・革新省は、州内に中小企業クラスター・パークを設立し、農産物の原材料から完成品への加工を後押しして、国内市場や輸出に供給する計画を立てている。

※ソース

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