【カンボジア】エア・カンボジア、10月より日本への定期便を開始

カンボジア
OrnaによるPixabayからの画像

カンボジアの国営航空会社「エア・カンボジア」が、2025年10月より日本への定期便を開始する。これは、カンボジアへの観光客や投資の需要増加に対応するため、両国当局が許可を与えたことによるものだ。

カンボジア民間航空局のシン・チャンセリー・ヴッタ報道官(国家次官)は、同航空会社による日本向けの航空事業申請について、カンボジアおよび日本の関係当局が合意し、正式に承認したと明らかにした。

運航ルートはプノンペン-関西(大阪)間で、途中中国・福州を経由する(プノンペン/PNH-福州/FOC-関西/KIX)。使用機材はエアバスA321型機で、週4便(月・水・金・日)運航される予定である。

ヴッタ氏はクメール・タイムズ紙の取材に対し、「現在、カンボジアの国営航空会社は関係する空港運営会社と連携し、円滑な着陸サービスの提供に向けた調整を進めている」と述べ、「特段の変更がなければ、10月中に旅客便の運航が再開される見込みだ」と語った。

カンボジア民間航空局によれば、2025年第1四半期において、同国の三つの国際空港では1万7,434便を受け入れ、前年同期比で19%増加した。乗客数は196万人(同19%増)、貨物量は約2万トン(同10%増)と、航空需要は着実に回復している。

なお、同社は本年初め、「カンボジア・アンコール航空」から「エア・カンボジア」へのブランド変更を発表しており、国内外の旅客に対してスカイトラック社の3つ星基準に準拠したサービスの向上を図るとしている。あわせて、2025年5月中旬には新型のATR72-600機3機を導入予定である。

※ソース

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