牛の口蹄疫被害が全国に広がりつつあるなか、農業省は13日に全国でワクチン接種プログラムを開始すると発表した。13日までに口蹄疫に感染した牛の数は15万1,000頭を超えた。
農業省のスポークスマンであるクントロ・ボガ・アンドリ氏は、数量に関しては言及しなかったが12日に一定量のワクチンを確保したことを明らかにした。また、追加分として80万回分のワクチンが間もなく入手できると述べた。
農業省によると、当面は畜産センターで感染のリスクにさらされている健康な家畜や小規模農家が飼育している牛へのワクチン接種を優先する。
これまで全国34州のうち18州で口蹄疫の発生が確認されており、感染した家畜の数は1か月前の2万頭から急増している。口蹄疫は伝染力が強く、牛、水牛、豚、めん羊、山羊などの家畜をはじめ野生動物を含むほとんどの偶蹄類動物が感染する。
政府は、フランス、オーストラリア、ブラジル、ニュージーランドから口蹄疫ワクチン300万回分を輸入することを検討しているが、農業省は国産ワクチンを推奨。ただし、国産ワクチンが生産されるのは8月末になる。
これまで議員が中心となって、口蹄疫ウイルス感染拡大を防ぐ対策を強化するよう政府に要請してきたが、政府は感染を食い止める具体的な策を講じてこなかったとし厳しい批判にさらされている。
インドネシアではすでに食肉の価格が高騰。また羊や牛などを生贄として捌き貧しい人々と肉を共有するイスラムの大きな祭典『Eid ul-Adha(イード・アル=アドハー)/犠牲祭』を目前に控えており、口蹄疫ウイルス感染の拡大で家畜の供給不足が懸念されている。
※ソース
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