【インドネシア】食品コスト高騰でインフレ率が7年ぶりの高水準に

インドネシア
rbrudolphによるPixabayからの画像

インドネシア国家統計局は8月1日、7月のインフレ率が4.94%と2015年10月以来の高水準となったと発表した。

インフレ率はブルームバーグのアナリスト調査による予想の中央値4.82%を上回り、2カ月連続で
インドネシア中銀の目標値(2%から4%)を突破した。

7月は食品コストの高騰がインフレ率上昇を牽引。大雨などの異常気象やサプライチェーンの
ボトルネックにより、赤唐辛子、食用油、エシャロットなどの食料品価格が上昇した。

一方、中央銀行が金利政策を決定する際に注目する指標であるコア・インフレ率は、7月に2.86%に上昇し、依然として金融当局の目標値内にある。

インドネシア中銀は先月、インフレが管理可能な状態に保たれると予想し、主要政策金利の
1週間物リバースレポ金利を過去最低水準の3.50%に据え置くことを決めた。

エコノミストのウィスヌ・ワルダナ氏は、コアインフレ率が昨年10月以降上昇を続けていることから、中銀はルピア相場を押し上げるためにも、第3・四半期に利上げに踏み切る考えを維持していると述べた。

ワルダナ氏は、インドネシア中銀の主要指標金利が8月は据え置かれる可能性が高いと予想した。

※ソース

Indonesia's inflation hits 7-year high on soaring food costs
Consumer prices rose by the fastest pace in nearly 7 years in July, driven by stubbornly high food costs. Read more at straitstimes.com.
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