【インドネシア】ソルガムきび、小麦の代替品として注目

インドネシア
gian yasaによるPixabayからの画像

ロシアのウクライナ侵攻で小麦価格が高騰し即席めんの値上がりが心配されているなか、アイルランガ・ハルタルト経済調整相はインドネシア政府が小麦の代替品としてソルガムきび(たかきび)の増産のため複数年計画に取り組んでいることを明らかにした。

ソルガムきびは干ばつに強い穀物で、6月現在、インドネシアでは34州のうち6州で生産されている。作付面積は合計4,355haで、約15,200トンの生産量が見込まれている。今年は特に東ヌサ・トゥンガラ州のワインガプ県を中心に、作付面積を15,000haまでに拡大する計画がある。

東ヌサ・トゥンガラ州では今年のソルガムきびの生産量はすべて種子用に充てられる予定で、2023年にインドネシア全体にソルガム種子供給を目指す。また、ソルガムきびは将来的に家畜の飼料用としても栽培される予定だという。

ソルガムきびは1970年代、降雨量の少ない東ヌサ・トゥンガラ州で広く栽培され消費されていた。しかし、スハルト政権がコメを主食とすることを推進したため、その後30年間で生産量でコメを追い越された。

ロシアのウクライナ侵攻によって小麦供給が途絶えたことから、インドやカザフスタンなどの一部の小麦生産国は、国内需要を満たすために小麦の輸出を停止している。

2億7,000万人以上の人口を抱えるインドネシアでは小麦が栽培できず、年間1,000万トン以上を輸入に依存している。新興の中産階級の食生活の変化に伴い、麺類、パスタ、パンなど小麦を原料とする製品の人気が高まっていることから、代替品としてソルガムきびの増産が急務とされてきた。

世界即席めん協会(World Instant Noodles Association)によると、昨年のインドネシアの即席めん需要は132億7,000万食に達し、443億3,000万食を消費した中国に次いで2番目だった。

インドネシアで最も人気のある即席麺ブランドで、100以上の海外市場にも進出しているインドミーの価格は、昨年から少なくとも4%上昇している。

※ソース

Indonesia looks to sorghum as wheat substitute as noodle lovers worry about price increase
The country aims to have 15,000ha of sorghum farms this year to mitigate its dependence on wheat imports. Read more at straitstimes.com.
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