インドネシアのブディ・カリヤ・スマディ運輸大臣はジャカルタで開催されたイベントで、運輸省が、航空業界の温室効果ガス排出を大幅に削減するため、持続可能性に関する規制を強化しようとしていると明らかにした。
スマディ運輸大臣は、航空業界が経済的に成長する一方で、環境の持続可能性を確保する重要性を強調。また、航空業界が温室効果ガス排出に与える大きな影響と、化石燃料からより環境に優しいエネルギーへの移行の緊急性についても言及した。
また同大臣は、化石燃料からより環境に優しいエネルギーへの移行への第1歩として「グリーン航空」や「スマート空港」の導入を進めるべきだと主張した。
さらにに同大臣は、航空業界が国際的に競争力を持つためには、戦略的な協力や人材育成が欠かせないと指摘。インドネシアは、人材育成やデジタル技術の向上に投資することで、将来的に世界の航空業界でリーダーシップを発揮することができると述べた。
今後、運輸省は空港のデジタルインフラの改善や、航空サービスの向上、そして国際協力を進め、効率的で持続可能な航空業界を目指すとしている。
イベントでは、国際民間航空機関(ICAO)の会長が、インドネシアが発展途上国の航空専門家を育成し、環境保護に貢献していることを称賛。ただ、ICAOの監査ではインドネシアが良い評価を得ているものの、さらなる安全向上が求められているとも指摘された。
※ソース
Indonesia pushes for aviation sustainability for greener sky
The Ministry of Transportation aims to strengthen regulations governing sustainability in the aviation industry to reduce greenhouse gas emissions ...