インドネシア市場に参入するシンガポール企業が増加傾向にあり、対インドネシア投資で支援を求めるシンガポール企業も増えている。
2022年、シンガポール企業297社がシンガポール経済連盟(SBF)と連携し、インドネシア市場に参入し、自社の商品やサービスを提供した。インドネシアに参入あるいは事業を拡大したシンガポール企業数は2021年は185社、2020年は78社だった。
これらシンガポール企業は、グローバルな成長を計画している企業を支援するためにエンタープライズ・シンガポールとSBFが共同で設立したGlobalConnect@SBFスキームを利用。
2019年11月に開始されたこのスキームのもと、SBFはインドネシアにセンターを設置し、企業がアドバイスを求めたり、ビジネスパートナーと出会ったりすることができるようサポートしている。。ジャカルタの中心部にあるシンガポール・エンタープライズ・センターには、SBFの現地市場アドバイザーが常駐している。
先週木曜日、地元メディアの取材に応じたSBFのインドネシア担当責任者、ヒシアムディン・アブ・バカール氏は、世界第4位の人口2億8000万人のインドネシア市場に隣国シンガポールの企業が注目していることに言及した。
SBFは、シンガポール企業からインドネシアの法人設立やコンプライアンス、規制などさまざまな問い合わせを受けているという。またシンガポール企業のほとんどがインドネシア市場に参入するため現地でのビジネスパートナーを見つけることに関心があるという。
パンデミックの際にも、シンガポール企業のインドネシア市場への関心は高く、シンガポールの対インドネシア投資額は、2021年に94億米ドルに達した。両国の二国間貿易も、2021年には前年比21%増となる591億ドルを記録した。
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