【インドネシア】伝統的名前を守るため、一家に4人の子供を持つよう求める=バリ州知事

インドネシア
IvociによるPixabayからの画像

イ・ワヤン・コスター・バリ州知事は、NyomanとKetutという人名がなくならないように、バリ島の若い夫婦に4人の子供を持つよう求めている。

同州知事は、結婚したカップルが2人の子供を持つことを奨励するインドネシアの家族計画プログラムがバリの習慣や伝統を損なう恐れがあるとし反対の意を唱えている。

バリではミドルネームを生まれた順番に付ける習慣があり、一番最初に生まれた子にはWayanまたは Putu、Gede(Gedeは男性だけ)、二番目にはMadeまたはKadek、三番目ににはNyomanまたはKomang、四番目にはKetutと名付けている。五番目以降は、また最初のWayan(Putu Gede)に戻る。

州の調べによると小学生の新入学生ではNyoman、Ketutの名前を持つ生徒の数が減少傾向にあるようだ。

インドネシアの家族計画プログラムにならって家族が持つ子供の数が2人となってしまえば、バリからNyoman、Ketutという名前が消滅し伝統が損なわれると危惧する声もある。

コスター・バリ州知事は、バリ島の親たちは子供を作るための費用を心配する必要はないと述べ、政府が支援し大家族に対し経済的負担を軽減することを約束した。

大家族への政府の支援のなかには学校教育、医療、住宅に必要な費用などが含まれるという。

※ソース

Bali governor wants families to have 4 children so the names Nyoman and Ketut don’t go extinct
Nyoman and Ketuk are names for the third and fourth sons in Balinese families. Read more at straitstimes.com.
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