【ラオス】中国-ラオス鉄道、越境貨物輸送量が400万トン超える

ラオス

ラオス現地メディアによると、中国-ラオス鉄道による貨物輸送量が2021年に運行が開始されて以来409万7300トンに達した。このうち、約345万トンはラオスから中国へ、約65万900トンは中国からラオスへ出荷された。

2023年の1~5月の間にラオスから中国へは158万680トン、中国からラオスへは16万910トンの貨物が輸送された。

ラオスから中国への主な輸送品は、ゴム、鉄鉱石、亜鉛鉱石、石灰、果物、ジャガイモ粉、大麦がなど。一方、中国からラオスへの輸送品には、電気機器、スペアパーツが含まれる。

中国の昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ高速鉄道は最終的にタイ、マレーシアを経由しシンガポールに繋がるという壮大な計画があり、ラオスをはじめ周辺諸国の経済発展を後押しすると期待されている。

ラオス、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマーの事業者は、中国-ラオス鉄道を利用して、中国および中国国外へ物資を輸送している。

タイでは、農産物を中心に中国への鉄道輸送量が増加。鉄道輸送にかかる時間は3日で、これまでの内陸輸送ルートよりはるかに速い。

中国-ラオス鉄道は中国が推し進める巨大経済圏構想「一帯一路」計画の下で60億米ドルを投じて建設され2021年12月3日に運営を開始。全長1,035kmの高速鉄道による移動時間の短縮で観光業の回復も期待されている。

※ソース

China-Laos Railway carries over 4m tonnes cross-border goods
VIENTIANE: The China-Laos Railway has transported over 4 million tonnes of cargo since it was put into operation in 2021, the Lao local media said.
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