【マレーシア】予想を上回るペースで経済が拡大、個人消費が堅調

マレーシア
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マレーシアのテンク・ザフルル・アジズ財務大臣は、世界的な景気後退のリスクがある中、国内は堅調な個人消費に支えられ、今年度は予想を上回るペースで経済が拡大するとの見方を示した。

同財務大臣は、第2四半期の経済成長率は8.9%で、第3四半期もその勢いが続くと、12日にシンガポールで行われたスタンダードチャータード・ブルームバーグ・ライブ・フォーラムで語った。

中央銀行は、通年の成長率を5.3%から6.3%に上方修正した。政府も来月の年間予算協議中に、成長率予測が上方修正される可能性が高い。

マレーシアは6月に輸出入ともに過去最高を記録。好調な貿易がパンデミック時の景気刺激策から脱却しようとする政府を支えるものと期待される。一方で、高いインフレと差し迫った世界的な景気後退による回復へのリスクも残っている。

先週、1998年のアジア金融危機以来の最低水準まで下落したリンギット安は、マレーシアの一部輸入品(特に食品)のコストを引き上げている。

消費者物価は7月に14ヶ月ぶりの高値を記録し、食品インフレは過去最高となった。マレーシア銀行は先週木曜日、3回連続で政策金利を引き上げている。

それでもザフルル財務大臣は、リンギットは円やウォン、ポンドなど他の多くの通貨よりも安定して推移しているとし、「リンギットを米ドルと比較するような固定観念はやめるべきだ」と述べた。

※ソース

Malaysia sees 2022 economic growth exceeding expectations
New estimates on growth will likely be announced during the annual budget next month, Finance Minister Zafrul Aziz said. Read more at straitstimes.com.
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