マレーシアの格付け会社Malaysian Rating Corporation Bhd(MARC)は、2024年の経済成長率が、製造業が主要な牽引要因となり、4.0%から5.0%の範囲で成長すると予測。
MARCは、製造業の成長率が2023年の1.4%から4.2%に拡大すると予測。また、政府が最近導入した化学産業ロードマップ2030、エネルギー転換ロードマップ(NETR)、新産業マスタープラン2030(NIMP)を含む産業と経済に関する青写真に合わせ、2024年の予算が、製造業の高成長および高付加価値(HGHV)の促進を目指していると指摘した。
さらにMARCは、マレーシア政府による階層別の再投資控除、戦略的投資家パスの導入、技術・職業系の教育・訓練校(TVET)の業界認識、電子および電子製品向けの新しい高技術工業地域の開発などの取り組みが、製造業におけるHGHVの目標を促進すると期待している。
マレーシアは自動化税優遇措置の拡大、外国労働者への依存度低減奨励、起業家精神の育成、人的資本の向上、インフラへの投資などにより、実際の生産性を向上させることに取り組んでいる。
MARCは、産業と経済に関する青写真の策定に着手することと財政政策を改善することで、2024年の予算は、先行きが不透明な中、マレーシアのGDP成長を実現し、更なる社会経済の発展を推進するための一歩になると述べている。
アンワル・イブラヒム首相は10月13日、2024年度国家予算案を発表。歳出額は3938億リンギ(約12兆4560億円)と過去最大だった。
※ソース
MARC expects 2024 GDP to grow 4.0-5.0%, manufacturing the key driver
KUALA LUMPUR: Malaysian Rating Corporation Bhd (MARC) expects Malaysia's 2024 real gross domestic product (GDP) to grow between 4.0 per cent and 5.0 per cent, with the manufacturing sector as the key ...