コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン・マレーシア・ホールディングス(SEM)が傘下の薬局チェーンケアリング・ファーマシー・グループ(ケアリング)の売却を検討していると情報筋が明らかにした。
クアラルンプール証券取引所の上場企業であるSEMはケアリング売却の可能性を見据えてすでにアドバイザーと協議を重ねているという。
SMEによると、ケアリングの企業価値は18億リンギット(558億7,000万円)。ケアリングについてはすでに一部の日系企業が関心を示していると言われている。
一方で、売却は検討中の段階であり、SEMとその親会社であるベルジャヤ・コーポレーションからは正式な発表はなく、最終的には売却が取り止めとなる可能性もある。
ケアリングは1994年に5人の薬剤師によって設立され、医薬品、ヘルスケア、パーソナルケア製品を販売。ブルームバーグがまとめたデータによると、2020年にSEMに2億9,200万リンギット(90億6,000万円)で購入前はマレーシア証券取引所で6年間上場していた。
SEMは、国内最大の24時間営業のコンビニエンスストア運営会社で2021年の年次報告書によると、ベルジャヤ・コーポレーションの創設者であるヴィンセント・タン氏が株式の約44.7%を所有する筆頭株主である。
同社は、2009年にチェーン店舗数が1,000を超え、同年に地元の起業家にフランチャイズプログラムの提供を開始した。
※ソース
https://www.businesstimes.com.sg/asean-business/7-eleven-malaysia-weighs-selling-pharmacy-chain-caring-sources-say