【マレーシア】美容関連商品の国際展示会でサプリメントが人気

マレーシア

クアラルンプール国際展示場で27日から4日間開催された美容関連商品を対象としたBeautyExpo &Cosmobeauti Malaysiaが最終日を迎えた。

昨年はコロナ明けで初めての本格的なリアル展示会として開催され200社が出展した。美容関連商品の需要がもともと高い市場であることから今年は韓国、中国、日本など海外からの出展社も多く、300社が最新商品を出展した。

出展企業の多くはスキンケア商品、コスメ商品、ヘラーカラー商品など美容関連の商品を出展。そんななか、株式会社エミクル(本社:神戸市)は同見本市に初めて出展し健康サプリメントを紹介した。同社の吉池貴美子代表は、腸内環境を改善することが美容に繋がることから、マレーシアでも商機があるのではないかと判断し出展を決めた。

エミクルのブランド「スッキリ恵みの青汁粒」はモロヘイヤと乳酸菌からなる小粒のサプリメントで、腸内の働きを改善することで便秘解消の効果が期待できるだけでなく、ダイエット、高血圧解消、お肌の改善など様々な効果がある。栄養価が高いモロヘイヤを使用していることから、日本では野菜嫌いな子供への需要が高まっている。またオーガニック商品であることから妊婦にも安全に摂取してもらえる商品である。

同社ブースへは美容商品を取り扱う輸入業者兼ディストリビューターが足を止めてくれ、そのなかには近い将来健康サプリメントをはじめとした健康製品の取り扱いを前向きに検討しているという業者も少なくなかった。

来場者の多くはマレーシアの企業だったが、インドネシア、シンガポール、フィリピン、ブルネイからきた業界関係者らもブースに立ち寄ってくれた。

製品の特長や日本でのビジネス戦略の説明を聞いて、すぐに商品を購入してくれた企業もあり、今後は正式な取引につなげるため、ミーティングを重ねることになりそうだ。

吉池代表は、当初は美容関連商品がメインの対象品である展示会への出展にためらいがあったが、業界関係者との面談を通じ、単純に美を追求するだけでなく健康から美を追求する消費者が多いことがわかり、自社ブランド製品のようなサプリメントに対するニーズも高まっていることを実感できたという。

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