【マレーシア】パーム油の輸出関税引き下げを検討

マレーシア

マレーシアのズライダ・カマルディン・プランテーション産業・商品相は10日、パーム油の輸出関税の引き下げを財務相に提案し、すでに同省が詳細を検討するための委員会を設置したことを明らかにした。

輸出関税は現在の8%から4-6%へ引き下げられることが検討されており、早ければ6月に決定が下される。ただし関税の引き下げは一時的な措置となる可能性が高い。

ウクライナ情勢の緊迫化に伴うひまわり油の供給減少や、インドネシアによるパーム油輸出禁止により、世界的に食用油が不足し価格が高騰するなか、マレーシアは輸出関税を引き下げることにより食用油市場のシェアを拡大しようとする狙いがある。

パーム油はケーキから洗剤まで幅広く使用されている。また世界で最も多く消費されている植物油であり、世界中で出荷される植物油のうち60%をパーム油が占めている。

パーム油の世界最大の生産国であるインドネシアが市場を混乱させているなか、パーム油輸入国は第2位の生産国マレーシアに輸出関税の引き下げを要請。インド、イラン、バングラディッシュはバーター貿易を提案しているようだ。

マレーシアでは過去2年間、新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の一環として外国人労働者の雇用を凍結。パーム油プランテーションでは深刻な労働力不足を招き、パーム油の需給が逼迫している状況が続いている。

今後は外国人労働者受け入れ再開により、マレーシア産パーム油の生産と輸出は2022年末までに30%増加すると予想されている。

ズライダ・プランテーション産業・商品相は国のバイオディーゼルの一部をパーム油の30パーセントと混合することを義務付ける「B30」について、食品産業への供給を優先するために実施を遅らせる考えを示した。

※ソース

Malaysia may cut palm oil export tax amid global supply crisis
It is looking to boost its share of the edible oil market after Russia's invasion of Ukraine disrupted sunflower oil shipments. . Read more at straitstimes.com.

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