【マレーシア】農務省水産局、フグの摂取に警鐘を鳴らす

マレーシア
M WによるPixabayからの画像

ジョホール州に住む高齢者が3月28日に地元でikan buntal(イカン・ブンタル)と呼ばれるフグを食べ命を落とした。農務省水産局は一般市民に対し、知らない種類のフグを食べることを避けるよう呼び掛けている。

亡くなった高齢女性は行きつけの魚屋でフグを購入したようで、一緒にフグを食べ現在もICUで治療を受けている夫も致死性の毒素を含むものを食べていたとは知らなかったと報道されている。

マレーシアでは一部の地域でフグを珍味として食す習慣があるものの、一般的にはフグの毒性についてまだまだ知られていない。

マレーシア東部のサラワク州のベトンではフグに捧げる「ペスタ・イカン・ブンタル」という祭もあったようで、村人たちは、カレーやスパイシーなタマリンドソースで調理したり、焼いたり揚げたりして、フグを食している。

サバ州では、特にバジャウ族やスルーク族の間で「サゴル」「シナゴル」と呼ばれる料理があり、フグの身や肝臓をスパイスやターメリックで煮込んだものが一般的である。ただし、料理されるフグは毒のないとげのあるフグを使っている。

マレーシアでは2020年に合計1,337トンのフグが水揚げされており、そのほとんどは毒のある品種だったという。農務省水産局では、オンラインで切り身にしたフグを購入する場合、フグの種類について注意する必要があると声明で述べている。

1983年のcによると、人間に有害な食品を販売していることが判明した販売者は、罰金刑または懲役刑が科せられる。

※ソース

For some Malaysians, the forbidden fugu is a delicacy while some remain unaware about toxins
One traveller to Japan says he felt a numbness in his face and shortness of breath after trying the fish. Read more at straitstimes.com.
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