MIDFアマナー投資銀行リサーチは、対外貿易の回復と内需の持続的成長に支えられることから、マレーシアの2024年成長率を4.7%と予測した。
ディレクター兼戦略責任者のイムラン・ヤシン・ムド・ユソフディレクター氏は、雇用市場の状況、所得の伸び、観光部門の継続的な伸びも国内消費の回復を支えるだろうと述べた。
同氏は、「主要国の金融政策の安定化、中国の回復基調の強まり、世界的なコモディティー価格の下支えは、2024年のマレーシアの対外戦線を押し上げると予想している」と語った。
2023年経済に影響を与えたインフレや金利など要因の多くで緩和する傾向が見えることから、MIDFリサーチは2024年の経済と株式市場の成長見通しについて、着実なペースではあるものの、楽観的な見方をしていると述べた。
また、商品価格は安定的に推移すると予想し、来年の原油価格はパーム油で1トン当たり平均3,600リンギット、ブレント油で1バレル当たり平均84米ドル(1米ドル=4.68リンギット)になると述べた。
加えて、国内経済に関しては、個人消費の継続的な堅調さ、観光関連活動の活発化、インフラ・プロジェクトの建設によって支えられると予想。雇用市場に関しては、雇用の継続的な増加、失業率の低下、失業率の低下に反映されるように、良好な状態を維持していると指摘した。
一方で、燃料補助金の廃止が目標とされる中、来年のインフレ率は3.0%以上で推移する可能性が高いものの、実質賃金の伸びはプラス圏を維持すると述べた。
※ソース
MIDF Research expects Malaysia's GDP growth to improve to 4.7% in 2024
KUALA LUMPUR: MIDF Research expects Malaysia’s gross domestic product (GDP) growth rate to improve to 4.7 per cent in 2024, supported by the recovery in external trade and sustained growth in domestic...