マレーシアで降り続く豪雨と生産コストの高騰が、国内各地の果物や野菜の収穫量に大きな影響を与えている。
野菜作りが盛んなキャメロンハイランドでは、収穫量が例年の20%から30%落ち、野菜価格が上昇する可能性がある。
キャメロンハイランド野菜農家組織の会長であるダトク・チャイコク・リム氏は、高地では頻繁に雨が降り、野菜の生育に影響を与えていると指摘。特に悪天候の影響を受けやすい葉物野菜の価格上昇が懸念されている。
ジョホール州のマレーシア野菜生産者連合会のリム・サルクウィー会長は、このまま大雨が続けば、国は食糧安全保障の問題に直面する恐れがあると指摘。
すでにジョホール州では、唐辛子、ナス、オクラ、トマト、ロングビーンズなどの価格が悪天候により高騰している。
リム会長は、農家が生産量を増やすために政府が補助金を出すことを望んでいる一方で、予測不可能な天候から生じる問題に対処する方法についても、もっと研究を進めるよう政府に求めた。
肥料や労働力などの生産コストの上昇も、農家にとっては大きな問題となっている。ジョホール州果樹農家協会のフランシス・ホン・サン・ホー会長によると、パンデミック期間中に、全国の果樹農家の約30%が事業から撤退したという。結果、果物の生産はさらに落ち込んでいる。
※ソース

Heavy rains in Malaysia affecting fruit and vegetable supplies
Farmers association warns of food security problem should the erratic weather persist. Read more at straitstimes.com.