マレーシア・ペナンの即席めんメーカーは自社製品で台湾に輸出されているAh Lai White Curry Noodlesから発がん性物質が検出されたという台北衛生局の主張に基づき、製品を独自で検査すると発表した。
即席めんメーカーの広報によると、製品のサンプルはすでに研究所に送り、現在は結果を待っているという。同社は2014年の製造開始以来、問題を起こしたことなく、発がん性物質が検出されたというクレームも受けていないという。
同社が台北市衛生局に使用したサンプルについて質問したところ、商品の賞味期限から台湾に輸出されたものとは一致しないとして、台北市衛生局が取り扱ったサンプルが同社が製造した即席めんではないと主張している。
広報担当者によると、マレーシア本土のブキメルタジャムに拠点を置くこのメーカーは、ビーフンや海老麺など多数の即席めんを、国内だけでなくインドネシアや日本などにも輸出しているという。
シンガポールでは最大手小売りチェーンのFairPriceのオンラインサイトにAh Lai White Curry Noodlesは現在「在庫切れ」とされているが、FairPriceを含む一部の小売店で販売されていることが確認されている。
台湾のメディアは、4月24日に東南アジアのメーカー2社が製造した2種類の即席めんに発がん性物質が含まれていることが判明したと報じた。そのうちの1つAh Lai White Curry Noodlesからは、リンパ腫や白血病に関連する化学物質であるエチレンオキサイドが検出されたと発表した。
同局によると、検査の結果、エチレンオキシドはAh Lai White Curry Noodlesの麺とフレーバーパックの両方から検出されたようだ。
同局は、サンプルを採取した不特定多数の小売業者に対し2製品を棚から撤去するよう要請した。これら製品の輸入業者には6万台湾ドルから2億台湾ドルの罰金が科されることになりそうだ。
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