ジョホールバル-シンガポール高速鉄道(RTS)リンクの建設は、5月31日現在で77.61%が完成し、2026年末の運行開始に向けて順調に進んでいる。
マレーシア高速鉄道公社(MRT Corp)によると、ジョホールバルのワディ・ハナ地区にある鉄道インフラの重要部分であるメンテナンス・デポは82.14%の準備が整い、年内のシステム設置を目指している。
ブキ・チャガー駅のプラットフォームは、KTMB(鉄道会社)の線路の上にあるUシェル梁の完成を受け、現在の進捗率は71.16%で、年内にはシステムアクセスの準備が整う予定だ。
さらに、沿線の橋脚柱を結ぶガイドウェイのスパンの半分以上が完成し、進捗率は現在65%で、年内の完成を目指している。
MRT Corpによると、すべての海上桟橋の柱が建てられ、現在は柱をつなぐガイドウェイスパンの設置工事が進められている。これにより、海上セクション全体の建設進捗率は74.76%となり、2024年11月末までの完成を見込んでいる。
海上セクションの建設には、幅75m、高さ25mの指定橋脚間の航路が含まれ、ボートやはしけを通すことができる。
RTSリンクの運営会社であるRTSオペレーションズ・システムズは、今年末までにシステム設置工事を行う予定だ。
RTSリンクは、マレーシアーシンガポールの国境越え鉄道シャトルサービスで、ジョホールバルのブキ・チャガー駅とシンガポールのウッドランズ・ノース駅を結ぶ。路線距離はマレーシア側が2.7km、シンガポール側が1.3kmの全長4kmとなる。
この路線が完成すると、各方向に毎時10,000人の乗客が利用でき、現在世界で最も混雑している国境であるジョホール・シンガポール・コーズウェイの混雑を緩和することが期待されている。
※ソース
Construction of JB-Singapore RTS Link on S’pore side has reached 50 per cent mark: S. Iswaran
The cross-border project remains on track to start operations by end-2026. Read more at straitstimes.com.