南ジョホール中小企業協会の顧問であるテー・キー・シン氏は、年末の休暇シーズンは州内の中小企業(特に小売業、飲食業、サービス業、観光業)の景況感が好転していると述べている。
同氏はクリスマス・シーズンと学校休暇により、多くのシンガポール人がジョホール州を訪れるだろうと予想。リンギットのシンガポールドルに対する下落が、シンガポール人観光客によるクリスマス・プレゼントのショッピングに拍車をかけるだろうと予想。
また、シンガポール人だけでなく、シンガポールで働いていたり、休暇を過ごしたりしている多くの中国人も、ビザ緩和を利用してジョホール州に訪れるとみられている。
マレーシアやシンガポールでは再び新型コロナウイルスの感染者が増加中だが、ロータス・デサル・リゾートのチーフ・エグゼクティブ、R.インドラ・ガンジー・ピライ氏によると、マレーシア人やシンガポール人からの予約数は順調に増えており、今後数日間続く見込みだという。
コロナ以外の懸念材料としてはジョホール州入国管理局による国境検問所のアップグレードがあるが、ガンジー氏はデサルに向かうほとんどのシンガポール人は車での移動を好むが、シンガポールからの外国人はシンガポールのタナメラ・フェリー・ターミナルとデサル・コースト・フェリー・ターミナルを結ぶフェリーの利用を好むと指摘。
ジョホール州のDatuk Onn Hafiz Ghazi州首相は、スルタン・イスカンダル・ビルディング入国審査場のバスゾーンの一部のカウンターを段階的に閉鎖すると発表したが12月14日に同州の入国管理局に対し、アップグレード作業を中断するよう要請した。
ジョホール州入国管理局が12月12日に発表したところによると、12月15日から2024年1月15日まで、手動カウンターとEゲートがアップグレードの対象となる。
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