【マレーシア】KL-シンガポール高速鉄道計画再開を協議

マレーシア
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イスマイル・サブリ・ヤコブ首相は22日、中止されたクアラルンプール(KL)-シンガポール高速鉄道(HSR)計画の再開についてシンガポールと協議中であると述べた。

また、ウィー・カ・シオン運輸相も、シンガポールのS・イスワラン運輸相とHSR計画再開について話し合っていると、国営通信社Bernamaや外国メディアとのインタビューで明らかにした。

マレーシアとシンガポールは2016年12月、シンガポールのリー・シェンロン首相とマレーシアのナジブ・ラザク首相(当時)が立ち会い、HSRプロジェクトに関する法的拘束力のある二国間協定に調印した。

KL-シンガポール間350kmに7つの駅が設置され、これまで車で4時間以上かかっていた移動時間が90分に短縮されるよう計画され、2026年に完成予定だった。

しかし、2018年9月、財政悪化を懸念する当時のマハティール・モハメド内閣の判断によって中断。

マレーシアはクアラルンプールとバンコク間のHSR建設の計画もあり、シンガポール間とのHSRが建設されれば、シンガポールとタイの中間地点としての経済的恩恵が期待できるだけに、条件がいくらか変わってもKLとシンガポールをHSRで繋げたいという思惑がある。

2021年12月、中国が推し進める巨大経済圏構想「一帯一路」計画の下で60億米ドルを投じて建設された中国・ラオス鉄道の運営が開始された。

中国の昆明市とラオスの首都ビエンチャンを結ぶ高速鉄道は最終的にタイ、マレーシアを経由しシンガポールに繋がるという壮大な計画がある。

※ソース

Malaysia hopes to revive KL-Singapore high-speed rail project, says PM Ismail
The HSR project was suspended at Malaysia's request in 2018; it was then terminated. Read more at straitstimes.com.
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