ウィー・カシオン運輸省は26日、政府がeスクーターやパーソナル・モビリティ・デバイスの公道での使用を即時禁止したことを発表した。
公道での使用が禁止となるマイクロモビリティには、モペット型電動自転車、eスクーターなどパーソナル・モビリティ・デバイス(PMD)、およびパーソナル・モビリティ・エイド(PMA)が含まれる。
マレーシア基準を満たす電気自転車に関しては、他の自転車と同じ規則に従って道路での使用が許可される。
公道におけるマイクロモビリティの使用禁止は、昨年12月17日に施行された道路交通規則2021(特定のマイクロモビリティの使用の禁止)に基づいて公布。
違反者にはRM300(約8,800円)の罰金が課せられる予定だが、当面はマイクロモビリティを使用することの危険性について啓発し罰則は設けない。
ウィー運輸省は、今後は地方自治体ベースで、マイクロモビリティを安全に使用できるよう、既存の交通レーンとは別の自転車専用レーンなど、道路インフラストラクチャを構築する可能性があると述べた。
マレーシアではマイクロビリティ利用者が増えており、公道では他の車両や歩行者を巻き込む事故の危険性が懸念されている。
また、改造自転車に乗る「Mat Lajak」と呼ばれる少年集団の行動が社会問題となっており、2017年には少年8人が公道ではねられて死亡するという痛ましい事故が起きた。マイクロモビリティの利用者が同様の悲劇に巻き込まれないような安全対策が急がれていた。
※ソース

Ban on mopeds, PMDs on Malaysian roads enforced with immediate effect: Transport minister
KUALA LUMPUR: Malaysia has banned with immediate effect several types of micromobility vehicles on public roads as they pose a danger to road users, said Transp...