【マレーシア】高収入を求めてシンガポールで働くことを希望するマレーシア人が増加

マレーシア
Bishnu SarangiによるPixabayからの画像

今後数ヶ月の間に、より高い給料を求めてシンガポールで働くことを希望するマレーシア人が増加すると予想されている。彼らは特にシンガポールが外国人労働者に依存している飲食サービス、製造業、建設業、運輸など分野に注目している。

ジョホール州インド系ムスリム企業家協会(Perusim)のフセイン・イブラヒム事務局長は、協会員からの情報によるとマレーシアのインド料理を代表するロティ・チャナイを作る職人の80%が現在シンガポールのインド料理店で働いていると述べた。

フセイン事務局長は、ジョホーバルでは政府がインド系ムスリム飲食店に対し、インドやインドネシアからの労働者の雇用を許可しない場合、多くのレストランが営業を停止する可能性があると付け加えた。

シンガポールでは5年以上の経験を持つロティ・カナイ職人の日給は約80シンガポールドル(約7,840円)で、経験が浅い職人でも12時間の勤務で日給50シンガポールドル(約4,900円)を簡単に手にできるという。

Johor Southの中小企業アドバイザーTeh Kee Sin氏は、多くのシンガポール人が3D(汚い、危険、難しい)と呼ばれる仕事を敬遠しているなか、シンガポール政府が経済を維持するため特定産業では外国人労働者に依存しつづけるだろうと述べた。事実、シンガポールの製造業では、熟練労働者であるマレーシア人が求められているという。

Teh氏によると、ジョホールバルの工場などで働くマレーシア人の多くはジョホールバルで数年間働き、必要なスキルを身につけてからシンガポールに赴くという。ジョホール州トラック協会のノバン・ヒン会長も多くのトラック運転手が月給3,000Sドルの給料に惹かれシンガポールに職を求める動きがありジョホール州全体で深刻な労働力不足が、何年も前から続いていると述べた。

シンガポール人材開発省が昨年12月に発表した雇用統計によると、2022年第3四半期の雇用増加のうち93.7%は非居住者によるもので、非居住者の雇用は、製造業と建設業、飲食サービス、芸術・娯楽・レクリエーションが大半を占めた。

※ソース

More Malaysians likely to seek greener pastures in Singapore in coming months
Johor has been experiencing a labour shortage with workers drawn to the stronger Singapore currency. Read more at straitstimes.com.
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