マレーシア政府は、イーロン・マスク氏が始めた衛星通信サービス、Starlink(マスク氏のSpaceXが運営)にインターネットサービス事業のライセンスを発行した。ファフミ・ファジル通信大臣が7月20日に発表した。
国内の遠隔地域でのインターネットサービスを提供することを目的としており、ファハミ大臣のFacebookでの投稿によると、第一段階として学校や高等教育機関にサービスを提供する。
同大臣は、人口密集地域でのインターネットカバー率を100%にするため、政府はStarlinkを含む衛星通信企業と協力していく用意があると述べた。国内では地理的およびインフラストラクチャー上の課題から、人口密集地域の約3%がインターネットアクセスの問題に直面していると同氏は付け加えた。
この発表の1週間前には、アンワル・イブラヒム首相とマスク氏が電話会談でSpaceXのStarlinkインターネット接続を東南アジアの国に導入する可能性やマレーシアへの投資決定について話し合いが行われた。
政府は今年はじめ、マスク氏の電気自動車(EV)メーカー、テスラがマレーシアにオフィスを開設すると発表。また今年3月に、マレーシア国際貿易産業省(Miti)は、テスラのバッテリー電気自動車(BEV)の輸入を承認した。
同日7月20日には、テスラがクアラルンプールでイベントを開催し、スポーツ・ユーティリティ電気自動車Model Yを発表。同多目的EVは来年からマレーシアへの納車を開始する予定だ。
この後輪駆動モデルの基本価格は19万9,000リンギット(4万3,765.12米ドル)になるとテスラは発表している。
※ソース
Malaysia issues licence to Elon Musk’s Starlink to bring Internet services to remote areas
Malaysia has issued a licence to Starlink, the satellite communications service started by Elon Musk, to provide Internet services in the country, particularly in remote areas, its communications mini...