ヌグリ・スンビラン州政府は、ポートディクソンの公共ビーチでの飲酒を禁止する方針を決定した。アミヌディン州首相が7月2日、州庁舎で開かれた州行政府会議後に発表した。
新たな禁止措置は、ビーチだけでなく、公共の広場、児童遊園地、レクリエーションパークの計4カ所の公共エリアにも適用される。アミヌディン氏は「住民からの苦情が相次いでおり、州として対応が必要だった」と述べた。
条例に違反した場合、最高2,000リンギ(約600シンガポールドル)の罰金が科される。州内の全地方自治体には、それぞれの管轄区域内でこの新ルールを厳格に施行するよう指示が出された。
アミヌディン氏によると、これらの場所では飲酒者による迷惑行為が後を絶たず、一般市民が近づきにくい状況になっていたという。なかには、酒瓶を割って放置する者もおり、割れたガラスによるけがの報告もある。また、飲酒が原因で喧嘩が発生することもあり、治安への懸念が高まっていた。
「すべての国民が、安全かつ安心して公共の場を利用できるようにする必要がある」と同氏は強調。飲酒者の集団を見かけると近づくのをためらう住民もおり、環境改善が急務だと述べた。
これまでの州条例では、公共の場での飲酒は明確に違法とはされておらず、警察官や市職員は飲酒者にその場を離れるよう助言するしかなかった。そのため、一部の公共エリアが飲酒者の集まりの場となっていたという。
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