マレーシア統計局(10月19日)が発表した最新データによると、9月の貿易黒字は前年比20.9%増の317億リンギと過去最高を記録した。第3四半期の貿易黒字は5.6%増の643億リンギだった。
9月の貿易総額は、前年同月比31.4%増の2,569億リンギで、第3四半期は前年同期比42%増の7,749リンギとなった。
9月の輸出は前年同月比30.1%増の1,442億リンギで、電気・電子(E&E)製品、石油製品、パーム油製品の出荷増加が牽引した。主要市場としてはシンガポールと中国への輸出が全体の28.5%を占めた。
同月の対シンガポール輸出は、電気・電子製品、石油製品、機械・設備・部品の輸出増により、合計210億リンギ(前年同期比29.1%増)だった。。
第2位の中国向け輸出は、電気・電子製品、液化天然ガス、パーム油、パーム油系農産物の輸出が増加し、輸出額は前年比8%増の201億リンギだった。
一方、輸入は前年比33%増の1,126億リンギで、中国とシンガポールの2ヵ国からの輸入合計額が全体の31.2%を占め、依然として両国がマレーシアの主要貿易相手国であることがうかがえる結果となった。
中国はマレーシアの最大の輸入国として、機械、設備、部品、電子機器、化学製品の需要の増加にともない、輸入額は19.5%増の238億リンギに達した。
※ソース
https://www.businesstimes.com.sg/asean-business/malaysias-trade-surplus-in-september-hits-record-high