【フィリピン】マルコス次期大統領、南シナ海の領有権譲らず

フィリピン
titus_jr0によるPixabayからの画像

フェルディナンド・マルコス次期大統領は26日、紛争中の南シナ海をめぐる常設仲裁裁判所(ハーグ)の判決を支持すると表明した。

マルコス氏は、両国間の長年に渡る領有権をめぐる問題について、「わが国の領有権が1ミリたりとも侵害されることを許さない」と強硬に主張した。

一方で、「中国とは断固たる姿勢で対話を続けており、中国との戦争はもっとも望ましくない」と強調。軍事衝突に発展する事態だけは回避したい意向を示した。

年間数兆ドルの貿易が通過する重要なシーレーン(海上交通路)である南シナ海は、フィリピンをはじめ中国、ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムの6ヵ国・地域が領有権を主張している。

常設仲裁裁判所は2016年に南シナ海のほぼ全域の領有権を有するとの中国の主張には根拠がないとして退けたが、中国は無視を貫いている。

現職のロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、中国との経済的関係を重視し、貿易や投資の約束を取り付けようと、領有権を積極的には主張してこなかった。

南シナ海の領有権主張で現職大統領との違いを明らかにしたマルコス氏は通称ボンボンとして国民の間で人気が高く、5月9日の選挙で圧勝。6月30日に第17代フィリピン大統領に就任する。

※ソース

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