陸運庁(LTA)は11月2日(水)、2025年末までに全ての公営住宅(HDB)駐車場に少なくとも12,000台の電気自動車(EV)充電ポイントを設置すると発表した。
LTAは、約2,000ある公営住宅の駐車場を対象としたEV充電ポイントの設置を5社に発注。受注した5社はシンガポールの北部、北東部、東部、西部、中央部の各2地域を分担し、EV充電ポイントを配備する役割を担う。
政府は、2030年までにシンガポール島内に6万台のEV充電ポイントを配備することを目標としており、そのうち4万台は公共の駐車場、残りの2万台は民間の施設に設置される予定だ。
LTAによると、EV充電ポイント設置事業への入札参加企業は11社で、EV充電ポイントの導入プロセスに対する理解、提案されたビジネスモデル、現在の市場に対する理解、競争力のある充電価格の提供、EV充電器の電力容量を最適化する能力など総合的に評価された。
中部と西部のEV充電器の設置を委託されたCharge+社は、2021年9月に落札された最初の政府入札に続き、2件目の落札となり島内5地域のうち4地域のHDB駐車場でEV充電器を設置する。
また、地場の交通会社ComfortDelGro Engineering社とフランスのエネルギー供給会社ENGIE South East Asia社からなるコンソーシアム(CDG ENGIE)も、今回が2件目の落札となり、HDB駐車場387カ所に最大4,509台のEV充電ポイントを設置する。
CDG ENGIEは今回の受注を見込んで、すでに積極的な雇用を進めプロジェクトチームを増強。EV充電ポイント設置事業に1年以上携わっていることから、プロセスを微調整し、新しい充電ポイントを指定期間内に配備できると自信をのぞかせた。
Lead tenderer | Consortium partners | Regions |
Charge+ | – | West, Central |
ComfortDelGro Engineering | ENGIE South East Asia, ComfortDelGro ENGIE | West, North |
SP Mobility | – | North-east, East |
Shell Eastern Petroleum | Zeco Systems | North, North-east |
Strides Automotive Services | Yes Energy Service, Airetec, YTL Powerseraya | Central, East |
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