ロンドンを本拠とする投資移住コンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズの調査で、多世代にわたる富を築くのに最適な国としてシンガポールが世界第3位にランクされた。
シンガポールは成長する経済地域の中心地で、銀行やエンジニアリングなどの分野に多くの機会があり、簡単に取得できるビザもあることなどが評価された。
調査は移住やキャリアアップを目指す家族向けに、世界27カ国における教育や潜在的な収入、キャリアの向上、住みやすさ、経済的流動性などの項目について実施し、「Opportunity Score(機会スコア)」を設定した。
最も適した国はスイスで、失業率が2%であることや世界の上位250の大学のうち7校が同国にあることなど、富の構築や子供たちに良質なキャリアを確保したいと考える家族にとってこの上ない目的地だと評価された。2位にランクされた米国もまた。雇用や教育面で大きな優位性を示した。
ヘンリー&パートナーズ・エデュケーションのディレクター、テス・ウィルキンソン氏は「多世代の富を確実にするには適切な国を選ぶことが非常に重要だ」と指摘した。
このランキングによると、自国での「機会スコア」が25%であるインドネシア人家族は、米国での居住権を利用することで、次世代への「機会スコア」を82%まで引き上げることができる。同様に、「機会スコア」32%のインド人家族がスイスに移住すれば、その「機会スコア」は85%にまで高まる。
※ソース
Singapore is third-best country to relocate to and build family wealth, says report
Picking the right country is key to ensuring multi-generational wealth, the study found. Read more at straitstimes.com.