【シンガポール】2023年の気温は長期平均0.4℃上、観測史上4番目に暑い年に

シンガポール
Jason GohによるPixabayからの画像

シンガポール気象庁(MSS)の年次報告書「Singapore Climate 2023」によると、2023年の年平均気温は28.2℃で、長期平均を0.4℃上回り、1929年以降で4番目に暑い年だった。

MSSによると、2023年は1~3月にかけては涼しく、特に3月は平均気温27.1℃と過去10年間で最も涼しい3月となった。その後は気温が高くなり、チャンギ気象台では各月の平均気温を上回った。

この年の年平均気温は28.2℃で、長期平均を0.4℃上回り、1929年以降で4番目に高かった。なかでも5月と10月は記録的な気温を記録した。

1日当たりの平均最高気温は31.9℃で、2005年、2010年、2015年と並び、観測史上6番目に高かった。一方、1日当たりの平均最低気温は25.7℃で、記録上4番目に高かった。

MSSによると、気温の高さは湿度、風速、日射量などの他の要因と相まって、「熱ストレスの多発」につながったという。熱ストレスは、体に蓄積された熱を汗の蒸発によって効果的に取り除くことができない場合に発生し熱関連疾患の原因となる。猛暑日は37日ありそのほとんどは4月、5月、6月、10月に集中した

MSSによると、2023年の雨天とその後の高温は、年初に弱まったラニーニャ現象の影響によるもので、その後、下半期にはエルニーニョ現象が発生によるものだった。

※ソース

2023 was S'pore's 4th-warmest year on record, record-breaking temperatures in May & Oct.
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