チャンギ・エアポート・グループ(CAG)が3月13日に公表した統計によると、2月のチャンギ空港利用者数は535万人に達し2019年(コロナ前)2月と比較し4.3%増加した。
2月は旧正月中の第3日曜日に空港利用者数が20万3000人となり、月間で最も混雑した日を記録した。
2月現在、チャンギ空港では93の航空会社が週6,900便以上の定期便を運航しており、シンガポールと150以上の都市を結んでいる。
世界的な旅行データプロバイダーOAG Aviationのアジア担当責任者マユール・パテル氏は、2月のチャンギ空港利用者数の伸びについて、うるう年効果で1日分の交通量が増えたことと中国本土の旅行者へビザ免除が導入されたことで、旧正月中の渡航者が増えたことを挙げた。
パテル氏はOAGのデータによると、今後チャンギ空港発着の利用可能座席数は2019年レベルの平均95%まで回復すると予測。そのうえで、同空港は航空会社と緊密に協力し航空ネットワークを拡充していくことから、航空利用者数増加を後押しすると述べた。
シンガポール政府観光局のデータによると、2月にシンガポールに到着した観光客は約144万人で、そのうち約23%にあたる32万6970人が中国からの観光客だった。
旅行サイト運営会社Trip.com SingaporeのGMであるエドモンド・オン氏によると、同サイトでは2月の中国人観光客からのシンガポール行き旅行の予約は前月比60%増加したという。
オン氏は、中国人旅行者のシンガポールへの関心が高まっていることはシンガポール観光業とって良い兆候であると付け加え、今年通年の訪問者数は2019年のレベルには達しないかもしれないが、観光客の支出は2019年の数字に近づく可能性が高いと述べた。
※ソース
ERROR: The request could not be satisfied