【シンガポール】芸術系卒業生の初任給、年3.4%増

シンガポール
Fresh graduates from Arts, Design and Media courses face lower employment rate and salaries compared to their peers in other sectors such as engineering. PHOTO: ST FILE

芸術・デザイン・メディア(ADM)コースの大学新卒者の就職率や給与は、工学、建築環境、ビジネスなどの他分野と比べると低いとが明らかになった。

ガン・シウ・ホアン教育担当国務大臣は4月3日、国会の質疑応答で、大卒者の就職率や給与は各分野の経済需要や労働市場の状況を反映したものだと述べた。

しかし、ADMコースでは過去10年間、卒業生の平均就職率は約88%で、初任給は毎年約3.4%増加しているとも述べた。

自治大学卒業者合同就職調査の結果によると、2023年には、ADMの卒業生の84%が就職し、全コース群の中で最低であった。エンジニアリング、建築環境、ビジネスの卒業生は、それぞれ86.9%、91.6%、93.2%の就職率を記録。

同調査によると、2023年の月給総額の中央値が最も低かったのはADMの卒業生で3,740ドルだったのに対し、情報・デジタル技術コースの卒業生は5,500ドルと最も高かった

ガン氏は、ADM部門の仕事の性質や事業構造から、他の部門に比べてフリーランサーや自営業者(SEP)が多いが、彼らの訓練や能力開発を教育省が支援する計画があると述べた。

これとは別に、エドウィン・トン文化・コミュニティ・青少年担当大臣は3月7日、同省の予算に関する議論の中で、芸術部門の労働者の3分の1にあたる約7,000人がSEPであると国会で発言している。

また、同大臣は、政府は、2023年から2027年までの5年間の戦略的ロードマップである「Our SG Arts Plan」を支援するために、今後4年間で1億ドルを追加投資し、芸術をすべての人に普及させ、アクセスしやすくすると述べた。

※ソース

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