車両購入権(COE)の入札が18日に実施され、先週末にシンガポール・モーターショーが開催されたことで自動車需要が高まり、COE価格が上昇した。
カテゴリーAと呼ばれるエンジンが1600cc、130馬力(bhp)までの車、または出力が110キロワット(kW)までの電気自動車(EV)のCOE価格は前回より7.5%高い86,000ドルで終了。
カテゴリーBであるエンジンが1600ccを超える車、または出力が110キロワット(kW)を超えるEVのCOE価格は3.4%上昇し105,459ドルで終了した。
カテゴリーE(オープンカテゴリー:あらゆる車種の登録に使用できるが、大型車に使用される傾向がある)のCOE価格が前回入札時から0.8%下落し、107,000ドルにとどまった。また、カテゴリーCの商用車は前回の落札価格より0.2%低い77,109ドルで、カテゴリーDの二輪車は1.9%高い11,101ドルで終了した。
ホンダ代理店Kah Motorのジェネラルマネージャー、ニコラス・ウォン氏は、今回の値上げはモーターショーがあったわりには大きな上昇率もそれほど高くなく前回入札で8,000ドル値下がったこと考えれば落札価格もそれほど高くなかったと述べた。主催社発表では1月12日から15日まで開催されたモーターショーには約34,000人が訪れたという。
一方、日産代理店タンチョンモーターのセールス&マーケティング部長ロン・リム氏は、今回のCOE価格上昇の理由はモーターショーの開催以外に、カテゴリーAの落札台数が減り、カテゴリーBも、その数が微増だったことを挙げている。
陸運局が近く発表する2~4月期のCOE発行数は、主力であるカテゴリーAで10%程度増加すると見込みだ。次の入札が通常の2週間より長い3週間後であることから通常は車の販売数が増えるが、旧正月休みのため長い間隔にようる正味の効果は期待できないとの見方が強い。
Jan 18 tender | Jan 5 tender | |
Cars up to 1,600cc and 130bhp, and EVs up to 110kW | $86,000 | $80,000 |
Cars above 1,600cc or 130bhp and EVs above 110kW | $105,459 | $102,002 |
Commercial vehicles | $77,109 | $77,301 |
Motorcycles | $11,101 | $10,890 |
Open | $107,000 | $107,889 |
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