賃貸料の高騰と物価高により、コーヒーショップ(公営住宅の階下やインダストリアルエリアにある食堂)からの撤退を余儀なくされている屋台店が後を絶たないとCNAが報じている。
一部の屋台店は、消費者にコストを転嫁したり、他の部分で倹約することで対処しようとしているが、諸経費は依然として高いままである。
日本食屋台チェーン「Mentai-Ya」も、出費がかさむことで影響を受けている。先月、ClementiとBoon Kengのコーヒーショップに出店していた2店舗を閉鎖した。
オーナーのクー・キート・ヒェー氏によると、MRT駅近くの一等地にあるClementi店の賃貸料は、2年前に店を構えてから20~30%上昇したという。好立地のスペースの賃貸料は月9,000シンガポールドルは下らないという。
閉店した店の客足は順調だったが、賃貸料上昇によりメニューの値段を上げなければならず、その過程で客足が途絶えてしまい維持することが困難になる。
賃貸料以外にも、人件費、食材、消耗品、光熱費などのコストも上がっている。「Mentai-Ya」の看板メニューに欠かせないサーモンの価格は昨年約25~30%上昇した。
コーヒーショップでの運営コスト上昇について関係者は、コーヒーショップそのものが数千万ドル以上で取引されていることに関係しているという。政府が実施した不動産冷え込み対策は、一部の投資家を個人住宅市場からコーヒーショップを含む商業施設市場へと追いやったと言われている。
※ソース

Some stallholders in heartland coffee shops call it quits over high rent and costs
Some stalls have tried to cope by passing on the costs to consumers and scrimping in other areas, but overheads remain high.