シンガポール国家環境庁(NEA)は28日、デング熱の感染者数が4カ月足らずで6,000人を超えたとし、市民に注意を呼び掛けた。
感染者数増加の勢いは増しており、先週1週間だけで941人を記録。1週間の感染者数としては1,153人を記録した2020年8月23日から8月29日の週以来、最も多かった。
昨年通年の感染者数5,258人もすでに超えていることや、伝統的なデング熱のピークシーズンである6月から10月を前にした急激な増加に、NEAも神経を尖らせている。
26日(火曜日)時点で、193の非常に活発なデング熱クラスターが検出され、そのうち3カ所では220人以上の感染が確認された。ネッタイシマ蚊の繁殖地の数は2月から3月にかけて2倍の2,400ヵ所になったという。
NEAは、ネッタイシマ蚊の繁殖を防ぐための管理措置を実施するよう施設の所有者や住人に呼びかけた。NEAは今年に入ってから活発なクラスター全体の約67%にあたる394の繁殖地を駆除した。
しかし、ネッタイシマ蚊の繁殖地は3月から4月にかけても増加していることが確認され、マンションの共有スペースでは空き容器や植木鉢用の皿で蚊の幼虫が繁殖しているのが検出された。
NEAは、蚊の繁殖を防ぐことを怠った場合は厳しい執行措置を講ずる。蚊の繁殖地が複数確認された世帯は、初犯で最高5,000ドルの罰金、または3か月以下の懲役またはその両方を科せられる可能性がある。
25日(月曜日)にはグレース・フー持続可能性・環境相が、感染状況を非常に深刻に受け止めているとし、蚊の繁殖を防ぐためのハウスキーピングを怠らないよう市民に呼びかけた。
※ソース

Dengue cases in S'pore cross 6,000 mark in less than 4 months, exceeding whole of 2021
The sharp increase has occurred even before Singapore reaches the peak dengue season. . Read more at straitstimes.com.