【シンガポール】第1四半期のデング熱発生件数、5,000件以上

シンガポール

シンガポール国家環境庁(NEA)が3月31日に発表したデング熱の最新情報によると、2024年第1四半期のデング熱発生件数は前年同期の2倍にあたる5,000件となり、3月25日、7人がデング熱で死亡した。

NEAのウェブサイトによると、3月24日から28日の週に報告されたデング熱発生件数は222件とわずかに減少したものの、2月中旬から平均して300件を超えている。

ベイ・ヤム・ケン持続可能性・環境担当上級政務次官は3月31日、ブキ・バトック地区にて「2024年全国デング熱予防キャンペーン」を開始し、地域住民に警戒を怠らず、デング熱感染のリスクを軽減するよう呼び掛けた。

NEAによると、2024年にデング熱で死亡した7人はもともとデング熱にかかりやすい高齢者だったことから、デング熱を媒介するネッタイシマ蚊の繁殖を防ぐことはもちろん、家の周りの暗い場所での殺虫剤散布・虫除けスプレーの使用・長袖の上着と長ズボンの着用など具体的な予防策にも言及した。

ブキ・バトックのHealthway Medical Clinicのジャッキー・シー医師によると、今年に入って同クリニックで確認されたデング熱患者は前年比で20%から30%増加したという。

2024年はDen-2株により感染が優勢。NEAはProject Wolbachia(ウォルバキアという細菌を利用して、感染症の伝播を防ぐための取り組み)によるデング熱対策も継続するとし、2024年第1四半期には48万世帯に拡大したと発表した。

※ソース

Over 5,000 dengue cases and 7 deaths in first quarter of 2024: Baey Yam Keng
Most of the patients who died of dengue in 2024 were elderly patients who are more vulnerable. Read more at straitstimes.com.
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