人材開発省(MOM)が3月14日に発表した最新の労働市場報告書によると、シンガポールの総雇用は2023年に88,400人増加した。
報告書によると、雇用者数増加の主因は、メイドを除く外国人の雇用が増えたことで、特に建設、製造業、金融サービス、専門サービスの分野で増加した。
シンガポールの居住者(シンガポール人および永住権保有者)の雇用者数については、雇用率が高かかった一方で、失業率は2.8%と低水準を維持してきたことで、雇用増加にも繋がったと述べている。
報告書では、2023年の解雇件数が前年から14,590件増加したという1月の速報値も確認。さらに2023年12月に求人件数が79,800件とわずかに増加し、6四半期連続の減少から増加に転じたことも報告された。一方、解雇後6か月以内に再就職できた労働者の割合は低下した。
2023年12月の失業者数に対する求人数の比率は1.74に上昇。2021年3月の0.96以来、失業者1人当たりの求人数は増加に転じた。
MOMは求人数の増加と低い失業率により、労働市場を取り巻く環境は引き続きタイトな状況が続いていると述べた。今後については、2024年の経済成長見通しの改善に伴い、労働需要が強まると予想している。
※ソース
Employment in Singapore grows by 88,400 in 2023
MOM also confirmed a January preliminary report that retrenchments more than doubled to 14,590 from the previous year. Read more at straitstimes.com.