エプソングループは4月19日の声明で、シンガポール・エプソン・インダストリアル(SEP)のトゥアス工場での活動を縮小し、2027年までに同工場の業務の一部を海外の他の施設に移管する計画を発表した。
この移転は、日本の本社からの指示に従ったもので、エプソンのグローバル生産戦略の一環であるが、今後3年間で現地工場の操業を縮小することで、約350人の従業員が影響を受ける見通しだ。
影響を受ける従業員には、19日に会社の決定が通知された。SEPは、労働協約に規定されている以上の報酬パッケージを用意し、移転を完了させると述べた。
SEPは今回の発表に先立ち、シンガポールの製造業の労働者を代表する労働組合Advanced Manufacturing Employees’ Union (AMEU)に決定を伝え、影響を受ける従業員を支援するために緊密に協力を約束した。
AMEUは別の声明で、支援には組合規範に沿った解雇手当のほか、追加的な雇用維持パッケージ、雇用・就業支援サービスが含まれると述べた。
SEPはエプソンにとって初の海外グループ会社で、1968年にシンガポールで設立。今回の移転決定はジュロンにあるSEPのメッキ工場と中央倉庫の活動に影響はない。また、シンガポールを拠点とするエプソンの東南アジア全域のマーケティング・販売地域本部も、通常通り業務を継続する。
※ソース
Japanese electronics firm Epson to wind down Tuas plant; 350 staff affected in consolidation drive
It plans to transfer part of the plant’s operations to other facilities overseas by 2027. Read more at straitstimes.com.