【シンガポール】三井物産とロート製薬、シンガポールの漢方薬企業買収で最終調整

シンガポール

三井物産とロート製薬のグループが、シンガポールの漢方薬製造販売企業ユー・ヤン・サン・インターナショナルの株式の過半数を取得する契約に近づいていると、複数の関係者が明らかにした。

両社のグループは、他の企業を競り落とした結果、この株式の最も有力な買い手として浮上している。早ければ来週にも予定する調印に向けて、取引の詳細を詰めているようだ。

中堅プライベート・エクイティ企業のタワー・キャピタル・アジア、テマセク・ホールディングス傘下のブランカ・インベストメンツ、そしてユー・ヤン・サンの創業者一族は、持ち株の過半数を売却することを検討しており、評価額は約8億米ドル(約1200億円)になると、ブルームバーグは報じた。

また、コンソーシアム外の残りの株主も売却に参加する可能性があると、この問題に詳しい関係者は述べている。一方、三井物産、ロート製薬、テマセクの代表はコメントを控えた。タワー・キャピタル・アジアはコメントの要請に応じなかった。

ユー・ヤン・サンは、クアラルンプール北部のGopengにある店舗からスタートし、創業145年になる。シンガポールに本社を置き、一般的な健康目的の瓶詰めの燕の巣など、およそ900種類の製品を取り扱っている。現在、同社は中国、香港、マカオ、マレーシア、シンガポールに小売店170店舗以上を展開している。

三井物産は2022年、ユー・ヤン・サンに投資するタワー・キャピタル・アジアのファンドに参加することに合意。その4年前にも米国のサプリメントメーカー、ソーン・ヘルステックを支援しており、両社は共同でシンガポール法人を設立している。

※ソース

Japan’s Mitsui, Rohto said near deal for Eu Yan Sang: source
A GROUP including Japan’s Mitsui and Rohto Pharmaceutical is nearing a deal to acquire a majority stake in medicine and healthcare company...
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