【シンガポール】公営住宅駐車場に700のEV充電ポイント設置、新たに急速充電器導入も

シンガポール
A new electric vehicle charging station at the carpark of HDB Hub in Toa Payoh on Jan 18, 2024. ST PHOTO: JASON QUAH

電気自動車(EV)に優しい街づくりを進めるシンガポールで、現在まで国内700の公営住宅(HDB)駐車場に2,400のEV充電ポイントが設置された。

陸運庁(LTA)の子会社で公共のEV充電ポイントの配備を監督するEV-Electric(EVe)Chargingは1月18日、HDBの商業用駐車場に初の公共急速充電器が設置されたことも発表した。

EVe Chargingによると、急速充電器を使用すれば、ドライバーは平均30分で最大容量の50%まで充電が可能となる。EVは通常、低速充電器でバッテリーを完全に充電するの6〜8時間要する。

急速充電器は、トアパヨにあるHDBハブの地下2階と、プンゴルにある近隣センターOasis Terracesの地下1階に設置された。HDBハブで開催されたイベントで、エイミー・コー上級国務大臣(運輸担当)は、当局は他のHDB近隣センターやタウンセンター、フリートドライバーがよく利用するJTCコーポレーションの工業団地にも急速充電器を配備する予定だと述べた。

HDBハブでは現在、エネルギー会社のシェルが、120キロワット(kW)の直流デュアルガン充電器2基を備えた急速充電ポイント4基を運営している。また、22kWの交流充電器も2基設置されている。

オアシステラスでは、公益事業会社SPグループの子会社であるSPモビリティが、100kWの直流デュアルガン充電器1基を電源とする2つの急速充電ポイントと、22kWの交流充電器4基を運営。

シンガポールでは今後数年間で、残りのHDB駐車場にもEV充電ポイントを配備し、利便性を確保する。政府は2025年末までに国内26地区全てのHDB駐車場に12,000台のEV充電ポイントを設置することを目標に掲げている。

※ソース

EV chargers installed at 700 HDB carparks; new public fast chargers in Toa Payoh, Punggol
First fast chargers launched at commercial carparks of HDB Hub and Oasis Terraces for cabbies, fleet drivers. Read more at straitstimes.com.
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