シンガポールの大手交通会社コンフォートデルグロは24日、自社で運営する自動車教習所に電気自動車(EV)を導入すると発表した。6月1日からヒュンダイ・コナ・エレクトリック5台が教習車として加わる。
すでに教習所には6時間でフル充電が可能なEV充電ポイントを5基設置。政府が陸上輸送の二酸化炭素の排出量削減を目指しEV普及に向けた動きを加速させるなか、受講生にEVについてより深く理解してもらう機会を提供する。
コンフォートデルグロ社は、EVでの実技教習を希望した受講者が将来的に自家用車としてEVを選んでくれることに繋がる可能性があるとし、教習用EVの需要が高まればEV車両を追加する予定だという。
同社は2030年までに、全教習車の半分以上にあたる100台のEVを導入することを目指している。また年内に2台の電動バイクを導入して教習を実施する。
教習所では二酸化炭素の排出量を削減する取り組みも進んでおり、その一環として屋上に290枚のソーラーパネルも設置。これにより教習所の毎月の電気代を30%削減できるようになったという。
シンガポール政府は2050年までに陸上輸送の排出量を2016年のピーク時の770万トンから80%削減することを計画。そのためには従来のガソリン・ディーゼル車からEVへの転換を加速させる必要がある。
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