【シンガポール】定期預金金利が上昇傾向、12ヶ月で3%超え

シンガポール
Jon SouthurstによるPixabayからの画像

シンガポールでは銀行の定期預金金利が上昇傾向にある。銀行が積極的なキャンペーンを続けており、金利が約24年ぶりの高水準に達するところもある。

UBOが10月3日(月)にキャンペーンを実施後、多くの金融機関が10月の最新キャンペーンを発表。12ヶ月の定期預金では、現在メイバンクの年率3%が最も高い。OCBC、UOB、RHB、HSBC、スタンダードチャータード銀行の金利は、2.65%から2.9%の範囲である。

シンガポール金融管理局(MAS)の統計によると、12ヶ月の定期預金金利が3%を超えたのは、3.11%だった1998年11月以来。

15ヶ月の定期預金金利ではUOBとMaybankがそれぞれ3%と3.05%。さらに長い期間だとRHBが24ヶ月間で最大3.2%の金利を提供している。

1年未満の定期預金になると多くの選択肢がある。UOB、Maybank、RHB、HSBCなどは、4カ月から10カ月までのさまざまな期間を、年率2.9パ%という高い利回りで提供している。

世界の中央銀行が高騰するインフレに対抗するために利上げ競争に突入する中、毎月のように金利が改定されるキャンペーンが行われている。

「インフレへの懸念が高まるにつれ、(金利の)引き上げ速度も速くなり、銀行がいかに速く対応しているかが分かる」と、ウェルス・アドバイザリーのProvidend社のシニアクライアントアドバイザー、タン・チン・ユー氏は述べた。

BankMinimum placementTenor (months)Promotional rates per annum (as at Oct 6)
UOBS$20,000*10 
12
15
2.8%
2.9%
3%
OCBCS$20,000*122.9%
MaybankS$20,0006
9
12
15
2.8%
2.9%
3%
3.05%
RHBS$20,0006
12
24
2.2-2.3%
2.7-2.8%
3.1-3.2%**
Standard CharteredS$25,000*122.65-2.7%**
HSBCS$30,000*4
7
12
2.2%
2.5%
2.8%

*Placements must be made with fresh funds
**Higher rates for online placements

Source: Various banks’ websites

※ソース

Banks in Singapore lift fixed deposit rates further with latest round of promotions
The interest rates offered by banks for 12-month fixed deposits are now at the highest in almost 24 years.
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