シンガポール国内の大学卒業生就職調査の結果が20日に公表され、正規雇用の新卒者の初任給中央値が、2021年の3,800Sドルから2022年は4,200Sドルに上昇したことが明らかになった。
シンガポール国立大学、南洋理工大学、シンガポール経営大学、シンガポール社会科学大学が実施したこの調査によると、技術系新卒者の初任給中央値が最も大きく上昇したことも分かった。
特にテクノロジー関連(情報・デジタル技術)の初任給中央値は2021年の5,000Sドルから2022年には5,625Sドルに上昇し、増加幅が最も大きかった。一方で芸術、デザイン、メディアでは中央値が唯一横ばいだった。
新卒者初任給の中央値が大きく上昇した一方で、合同調査を実施した大学4校の新卒者10,700人のうち卒業後6ヵ月以内に就職したのは全体の93.8%と2021年の94.4%から減少した。
また、職に着く前に大学院での実習を必要とするコースの卒業生800人近くを対象にした追跡調査では、実習終了後に就職する卒業生の割合は2021年の98.1%から97.4%に減少した。
このうち正社員の仕事を確保したのは、94.9パーセントで2021年の96パーセントから減少。フルタイムの正規雇用者の月給中央値は、2021年の5,000Sドルから、2022年には5,500Sドルに上昇した。
尚、シンガポール工科大学およびシンガポール工科デザイン大学が卒業生就職調査は現在進行中で、結果は後日発表される予定。
※ソース

More graduates remained unemployed 6 months after leaving school in 2022, but median salaries up: Survey
SINGAPORE: More graduates remained jobless six months after leaving school, though median salaries went up last year, especially for technology-related jobs, a survey found. Of the 10,700 fresh gradua...