世界の国や地域の「幸福度」をランキングにした「2024年世界幸福度報告書」が20日に公表され、シンガポールは2021年から2023年にかけて世界で最も幸福な国の30位に選ばれた。
調査対象となった143カ国中、フィンランドがトップで、デンマークとアイスランドが続く2位となった。最下位の143位はアフガニスタン、下から2番目はレバノンで、紛争の影響を受けている国々は幸福度が低い傾向にあった。
同報告書は、国連の関連組織などが中心となって世論調査を行い、直近の3年間で得られた回答をもとにランキングしたもので、シンガポールは2023年版では25位、2022年版では27位、2021年版では32位だった。
シンガポールは2年連続でアジアで最も幸せな国・地域にもランクインした。ASEAN諸国からはフィリピンが5位、ベトナムが6位、タイが7位、マレーシアが8位にランクされた。
ランキングは、「1人当たり国内総生産(GDP)」、「社会的支援」、「健康寿命」、「人生の選択の自由度」、「寛容さ・気前の良さ」、「腐敗の認識」の6つの要素に基づき、過去3年間(2021~2023年)の平均値をもとに算出されたもの。
シンガポールは、「1人当たり国内総生産(GDP)」と「腐敗の認識」においてスコアが非常に高かった。ただし、年齢層による幸福度に大きな違いがあることが浮き彫りとなり、30歳未満で比較した場合は世界54位、60歳以上では26位だった。
アジアで最も幸せな国・地域トップ10
1.シンガポール
2.台湾
3.日本
4.韓国
5.フィリピン
6.ベトナム
7.タイ
8.マレーシア
9.中国
10. モンゴル
※ソース
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