シンガポールの新しい予防医療戦略「Healthier SG」 に、これまで712の診療所(一般診療を主に行う開業医の診療所)が参加することがオン・イェクン保健相によって明らかにされた。
病院から地域社会へとケアの重心を移すシンガポールの予防医療戦略の一環として今年7月からスタートする「Healthier SG」 では、一般開業医、かかりつけの医師、介護施設などの医師が住民の病気を早期に発見し、可能な限り入院させないようにする役割を担うことが求められている。
「Healthier SG」の加入については、今年3月から募集が開始されたばかり。すでにラッフルズ医療グループやヘルスウェイ医療グループなどの大手グループ診療所が加入している。
「Healthier SG」 は7月から60歳以上の国民を対象に、自分の健康状態をよく理解して予防医療を実践するために任意でかかりつけ医による定期診断を始める。この制度により、対象者は国が推奨する予防接種、健康診断などを無料で受けられるようになる。
保健省は、同制度の目標を達成させるために一般開業医を参加させることに注力しており、「Healthier SG」プログラムについて、開業医からのフィードバックを基に、開業医のためになるようなスキームも調整している。
また、「Healthier SG」 に参加する医師らが、共通の患者データに基づいて診断ができるよう、保健省はThe National Electronic Health Record (NEHR)の運用を拡大していく。
※ソース
712 GP clinics have joined Healthier SG so far: Health Minister Ong Ye Kung
SINGAPORE – A total of 712 general practitioner (GP) clinics have joined the Healthier SG initiative since recruitment of these clinics began in March, said Hea...