シンガポール国立大学政策研究所(IPS)が13日に発表した食費に関する報告書によると、ホーカー(屋台)料理などが今後も値上がり、食費の負担が増加することが予想されている。
IPSは生活費の内訳をよりよく理解するために食費の調査を実施しており、今回の調査は2017年以来2回目となる。
今回は2022年9月から11月、2023年1月から2月の2回に渡って、島内26の住宅街にある92のホーカーセンター、101のフードコート、636のコーヒーショップ、合わせて829の外食施設で、コーヒー、ワンタン麺、ビーフンセット、チキンチョップなどシンガポールの外食メニューとして一般的な18品目を調査した。
調査報告では、地域によって違いがあるものの、2回目の調査で外食メニュー18品目のうち13品目で値上げされていたことが明らかになった。値上げに踏み切ったオーナーの約半数はわずかな値上げにとどめているものの、今後の情勢では更なる値上げも予想される。
ロシアによるウクライナ侵攻、2022年半ばのマレーシアによるシンガポールへの鶏肉輸出禁止、シンガポールでの物品・サービス税の引き上げなどにより、シンガポールでは食費が高騰。
もともと手頃な価格で外食できるホーカー文化が浸透し、食費の半分以上がホーカーセンター、フードコート、コーヒーショップのほか、食堂、キオスク、露天商などの類似した外食施設で支出されていることもあり、値上げによる食費の負担増加は必至との見方も強い。
統計局による5年ごとの家計支出調査によると、2017年と2018年の世帯の消費支出のうち、食費の占める割合は20.3%で、住宅とその関連支出(28.9%)に次ぐ高さだった。
※ソース

Prata is cheaper in the west while kopi is cheaper in central S’pore: IPS study
Bishan residents have the most expensive breakfast at .50. Read more at straitstimes.com.