三越伊勢丹は4月1日、シンガポールに上場している伊勢丹の全株式を取得し、完全子会社化後は非上場とする予定だと発表した。
同社は提案されている完全子会社化はが各対象株式に対して7.20ドルの価格で実施されると発表。これは、過去5年間の市場終値の最高値5.24ドルに対して37.4%のプレミアムを意味する。また、同期間の日中取引価格の最高値5.70ドルに対しても26.3%のプレミアムを提供する。
このスキームの対価は、最終取引日である3月28日の終値2.84ドルより153.5%高く設定された。同社は4月1日朝に取引停止を要請。
また、シンガポール伊勢丹の1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月の出来高加重平均価格よりも173.4%、171.1%、168.9%、152.4%高い。
シンガポール伊勢丹の年次報告書によると、2023年3月17日現在で同社の株式52.73%は三越伊勢丹保有。完全子会社化には、スキーム文書および上場廃止案の原則承認をシンガポール証券取引所から得る必要があり、さらにシンガポール高等裁判所によるスキームの認可が必要となる。
また、裁判所の指示により開催されるスキーム会議において、出席し投票する株主の4分の3以上の賛成が必要となる。
※ソース
Japan parent company looks to take Isetan Singapore private at .20 per share
This implies a 37.4% premium over the counter’s highest closing price of .24 in the past 5 years. Read more at straitstimes.com.