ジェットスター・アジアは、シンガポールでの20周年を目前に控え、格安航空会社(LCC)としての強みをさらに強化する計画を進めており、チャンギ空港から、より魅力的な地域への低価格フライトを提供する予定である。
同社のCEOであるジョン・シメオネ氏は、新型コロナウイルスの3年間の厳しい影響を乗り越え、乗客数が回復している状況で、引き続き低価格のサービスを維持する方針を示している。ただし、現在の機材数はパンデミック前より約3分の1少なくなっている。
シメオネ氏は「パンデミック前には18機を運航していたが、現在は11機で8カ国17の目的地にフライトを提供している」と述べ、今後18機に増やす意向を示しつつ、現時点では収益性を確保するために適切な規模で運営していると強調した。
ジェットスター・アジアは、カンタスが49%、シンガポール企業ウェストブルック・インベストメンツが51%を出資しており、2024年末までに機材数を13機に増やす計画である。
ジェットスター・アジアはカンタスのLCC部門であるジェットスター・グループの一員であり、2023年にはジェットスター・グループ全体の収益49億豪ドル(約43億シンガポールドル)のうち、シンガポール拠点のジェットスター・アジアが10%以上を占めている。
パンデミックが終息した今、同社は過去1年間で地域ネットワークを着実に拡大し、現在は週320便を運航している。新たに海口やブルームへの路線を追加し、今後はコロンボやメダンへのフライトも開始予定である。
さらに、クアラルンプール、バンコク、ジャカルタといった大都市へのフライトの需要が堅調に伸びる一方、沖縄、クラビ、無錫などの観光地にも多くの乗客を送り込んでいる。
※ソース
Jetstar Asia intent on offering more unique destinations at low fares from Singapore
The low-cost carrier plans to increase its fleet to 13 planes by the end of 2024. Read more at straitstimes.com.