人材開発省(MOM)は15日、「2022年第3四半期労働市場報告書」を発表した。これによると人員削減数
は前期を上回ったものの、求人数は2期連続で減少し、労働市場全体の逼迫は緩和された。
MOMによると7ー9月期の人員削減数は1,120人で前期の830人から増加した。なかでもテクノロジー企業での解雇者数が110人から460人に急増した。
これは、Shopee、Facebookの親会社Meta、Stripe、Twitterなど、地域および世界のハイテク企業が2022年後半にシンガポールでも実施した一連の整理解雇を受けたものである。
一方で他の部門の人員削減は低水準にとどまり、MOMは主にリストラや再編成が原因であると分析している。
また、居住者(シンガポール人と永住権保持者)が6ヶ月以内に再雇用された割合は減少傾向にあり、
高水準を記録した第1四半期(71.5%)から64.8%に低下し、パンデミック前とほぼ同水準となった。
週休2日制や一時的な解雇者は前四半期の600人から920人に増加したが、同様にパンデミック前の
水準と比べると低いままである。
求人総数は6月の12万6100人から9月は10万8200人と2期連続で減少し、労働市場全体の逼迫感は緩和された。連動して、有効求人倍率も6月の2.5から2.2まで低下した。
※ソース

Layoffs in Singapore rise to 1,120 in Q3, driven by tech firms
Retrenchments in other sectors remained low and were mainly due to restructuring or reorganisation, MOM noted. Read more at straitstimes.com.